あなたはラストシーンの知紗を信用できる?映画「来る」知紗は何者なのか考察してみた。

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映画「来る」皆さんご覧になりましたか?

 

提供元:http://kuru-movie.jp/

 

壮大なお祓いが終わり、嵐が過ぎ去った後のようなラストシーン。

 

すやすやと眠る知紗を、小松菜奈と岡田准一が愛おしそうな表情で見つめていました。

 

静かな幸福感を彷彿とさせるそのシーンを見て、

あなたはこう思ったのではないでしょうか。

 

 

 

私はこの子どもを

信用して良いのだろうか・・・?

 

 

 

もっともな疑問です。

 

知紗は最後こそ可愛らしくスヤスヤ眠っていますが、

ちょっと前まで成人男性の首を全力で絞めていた少女

ちょっと前まで男の声を出して白目を剥いていた少女

 

そう簡単には信用できるわけがありませんよね・・・。

 

子どもの頃に英樹と遊んでた知紗に関しては、昔に姿消しちゃったみたいだし。

そもそもその子の名前自分の子どもにつけちゃうってフラグ立ちすぎだしさ。

両親は不審死をとげてるし、怖さしかないよお~~~~!!!

 

 

ということで今回は、知紗を信じて本当に大丈夫なのか?

徹底的に考察してみようと思います。

 

 

 

2人の知紗

 

この映画には「知紗」が2人登場します。

 

1人目は、英樹(妻夫木聡)の幼少期の回想に出てくる知紗。

「呼ばれてしもてん。わたし、悪い子やから」

という謎のセリフで、映画冒頭から私たちを見事にビビらせに来たあいつですね。

 

2人目は、英樹(妻夫木聡)と香奈(黒木華)の間に生まれた知紗。

たまに突然覚醒して、白目を剥いたり、大人の男の声を出したり・・・と、

非常に悪質ないたずらで大人の手をわずらわせます。

 

2人とも名前が同じでややこしいので、

前者の知紗を「悪い子世界代表」

後者の知紗を「白目世界代表」

と呼ばせて頂きます。

彼女達の気味の悪さは世界レベルだと思うので、正当な評価でしょう。

 

そしてなんと言っても1番の謎は、この2人の関係性ですよね。

 

悪い子世界代表が醸し出す、謎の不気味な世界観。

そして、そんな彼女の名前を、なぜか我が子である白目世界代表につけてしまう英樹。

度々、英樹を過去の記憶から苦しめる悪い子世界代表。

そして突然何かに取り憑かれたようになる白目世界代表。

 

なんだか、すごーく意味ありげ・・・

私たちはこの関係を、どう解釈をしたらいいのでしょうか?

 

 

答えは、全く考えなくていいです

 

 

いやー色々考えてみたんですけどね、考えるだけ無駄ってことが分ったんですよ!!

 

理由をお教えしますね。

 

 

原作には、悪い子世界代表は登場しない

 

まあ、一言で言うとこれなんですよね!

 

この映画「来る」には、原作の小説が存在します

 

提供元:KADOKAWA

 

「ぼぎわん」とは、映画中で「あれ」と呼ばれていた得体の知れない妖怪の名前です。

この名前は映画中にも一度だけ登場したのですが、固定されずに、ずっと「あれ」と呼ばれていましたね。

そして、呼び方以外にも、もう一つ原作と違うところが。

 

この原作「ぼぎわんが、来る」には、悪い子世界代表は出てきてないんです

 

なんということでしょう。

映画では特別な存在感を発揮しキーパーソン的な立ち位置だった代表ですが、

小説では居場所すら与えられていなかったのです。

 

つまり、悪い子世界代表は映画監督の完全なオリジナル演出ということです。

 

 

なぜ原作にはない演出が?

 

では、なぜ原作にはない演出がされているのでしょうか。

 

この映画の監督は「告白」「渇き。」などで知られる中島哲也監督です。

 

(『告白』2日で2億超えでどっかーんとトップに降臨!『アリス』が首位から陥落

 

映画「渇き。」公式HP

 

中島監督は作品を鑑賞後、観客の心に「不可解さ」を残すスペシャリストとして有名。

この監督、普通の人が感情移入できない登場人物や、理解できない演出を描くことが好きなのだそうです。

彼はこの映画でも、その悪質な趣味を発揮しました。

 

 

それが「2人の知紗」です

 

 

同じ人間なのに、子どもというだけで別の生き物のようになる。

子どもの、私たちでは理解しがたい感性、行動が「不可解さ」となって私たちに恐怖を与える。

監督は、それを狙ってこんな演出にしたのだと思います。

 

 

知紗を信用しても大丈夫?

 

大丈夫でしょう。

 

悪い子世界代表の存在はただの

「もしさ、これがこうなったら・・・怖くない?ね、ね、怖いよねっ!?」

という監督の欲しがり演出だったし、そうなると名前が被ったのも一緒だと考えられるしね。

 

 

ところどころ白目剥いたり首締めたりしちゃってますが、、、

 

あれは若気の至りだから大丈夫!

 

 

オムライスの夢は、白目世界代表が正常な子どもに戻ったよーという意味です。

 

まあまだ呪いが少し残っていたとしても、琴子がいるから大丈夫でしょう。

(彼女は小説では生存しており、次の仕事に行きます)

 

 

おわりに

 

いかがでしたか?

知紗への不信感は拭えたでしょうか?

 

この作品は、映画と小説でだいぶ内容が異なります。

全く違う作品といってもいいです。

 

もし時間があれば、そちらも読んでみると楽しいですよ!

 

 

 

 

 

 

 

ではまた♡

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職業、女子大生。映画と人間関係を語る。

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